これだけはやっておきたい仮想通貨のセキュリティ対策

Posted by on 8月 20, 2019


仮想通貨はインターネット上において情報技術を用いて成り立つ通貨ですから、その情報が悪用されたり脅かされるようなことがあれば、安心して運用することはできません。

そのようなわけで、今回は仮想通貨におけるセキュリティ対策の重要性と、これだけはやっておきたいセキュリティ対策の方法を紹介します。

パスワードを複雑なものにする

個人レベルでできるセキュリティ対策の一つは、取引所の口座などで使用するパスワードを複雑なものに設定することです。パスワードの文字列が短く単純だとすぐに特定されてしまう可能性が高く、セキュリティとしての効果を発揮できないからです。

一方、文字列を長く複雑なものにしておけば、突破される確率を大幅に下げることができます。ゆえに、パスワードはできるだけ長く複雑な文字列を設定しましょう。

設定のポイントは、数字、暗号、アルファベットをランダムに組み入れて構成し、特定の意味を持たせないようにすることです。そして、他サイトで使用しているパスワードを設定するなど、使い回しをしないことも鉄則です。

また、最近は便利なパスワード生成ツールもあるので、自分で設定できない場合はそうしたツールを活用するのもいいでしょう。

二段階認証でセキュリティを高める

これも最近は一般的になりましたが、二段階認証の設定も有効なセキュリティ対策です。

二段階認証は、文字通りセキュリティを二段階に構えるログイン方式のことで、IDとパスワードによるログインだけでは通過できず、メールに届く認証コードの取得や、別途アプリに届けられる数字を入力するなどしなければ、完全にログインすることができないというものです。

一段では不安だから二段構えにするというシンプルな発想ですが、二段階認証の安全性は高く評価されており、仮想通貨のみならず様々な分野で用いられています。従って、仮想通貨取引所の口座やウォレットを持つときは、必ず二段階認証を設定してください。

設定方法は取引所によって違いますが、一般的には、スマホかパソコンを用意したうえで、二段階認証を設定できる専用アプリ(Google Authenticatorなど)をダウンロードし、自分が口座を開いている取引所サイトにアクセス、マイページ内のセキュリティ欄にて登録すれば設定完了です。

ただし、二段階認証は設定するだけでなく、必ずバックアップをとるようにしてください。なぜなら、スマホなど二段階認証アプリをインストールした端末を紛失したとき、ログイン不能になってしまうからです。

バックアップをとる方法は、二段階認証を設定する際、QRコードとシークレットキーの二つの情報を保存しておくことです。QRコードの場合はスクリーンショット、シークレットキーの場合はコピーして保存します。

このようにしておけば、万が一端末を紛失しても、新しい端末で二段階認証を再設定できます。

セキュリティソフトを導入する

灯台下暗しというべきか、セキュリティ対策は取引所やサーバーだけでなく、ユーザー自身のPCやスマホにおいても必要なものです。

なぜなら、PCやスマホにマルウェアを仕込まれ、デバイス内のパスワードを盗まれたりフィッシングされる危険性もあるからです。このマルウェアへの対策としては、セキュリティソフトの導入が有効です。

複数のソフトがありグレードは様々ですが、導入するかしないかで状況は大きく変わり、当然ながらインストールしておくことで、安全に取引できる環境を確保することができます。

どのソフトを選んだらいいか分からないときは、ひとまず無料版を一つずつインストールして試し、その中から自分に合ったソフトを選びましょう。

なお、マルウェアの中にはセキュリティソフトを無効にできるものもあるので、セキュリティソフトが常に稼働しているかどうかを逐一、チェックするようにしてください。

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